約36坪の平家暮らし。4人家族のワーママです!
わたしたち夫婦が、注文住宅を建てるにあたって、当時営業担当の方に言われたのが「間取りを考えたら後は早いですよ。」という言葉でした。
というのも、注文住宅で「間取り」を考えることは、なによりもはじめにする行為であり、いちばん時間がかかり、いちばん手を抜いてはいけいけない最重要項目ってこと。なんです!
間取りについては焦らずじっくりと考える必要があり、ここを怠ってしまうと…
いざ住んでみてから「あれ?こんな家に住みたかったんだっけ?」となってしまい「もう一度建て直したい」と感じる原因になってしまいます。
これ、意外に多いんですよね…
そうはいっても「間取りってなにからどう決めたら良いの?」と思う方も多いと思います。
まず大切なのは、「どれだけ自分たちの暮らしをイメージできるか」
つまり「自分たちが求める暮らしってどんなんだろう?」ということを考えることが大切なのです。
今回は、間取りを決める上で大切な暮らしをイメージする方法、そこからどう間取り作成に持っていくと良いのか。
そして、わが家の間取りに求めた条件もお話ししながら、間取りの決め方についてお話ししていこうと思います。
毎日の暮らしに求める条件を家族で話し合う!!
「どんな家に住みたいか」ではなく「どんな暮らしがしたいか?」
わたしたち夫婦は、建築会社に相談に行く、かなーり前から「どんな暮らしがしたいか?」をよく話し合っていました。
ちなみに、家づくりのとき陥りがちなのが「どんな家に住みたいか」という憧ればかりが先走ってしまうこと。
モデルハウスのオシャレなお家を見てついつい「こんな家に住みたい!!」となりがちですが、そのお家に自分たちが住むイメージをせずに、憧れだけで家づくりを進めてしまうパターンがあります。
そうなると、いざ住んでみたときに「あれ?なんか違う…」と後悔すること…!!
大切なのは「どんな家に住みたいか」ではなく「どんな暮らしがしたいか」をちゃんとイメージして、家族でしっかり話し合うことです。
生活で不便に感じていること、解決したいことは?
そうはいっても「どんな暮らしがしたいなんてわからない!!」と思う方もいるかもしれませんね。
まずは、今生活していて「不便に感じていること」「解決したい」と思っていることを書き出してみるのをおすすめします。
例えば…
- キッチンから子どもが見えない
- 共働きで外干しだと雨が降ってきた時に心配…
- 部屋が狭く子どもが自由に動き回れない
という問題があったとします。じつは、これはわが家に実際不便に感じていたことです。
これらに対して、解決していくためにはどうしたいか?を考えるのです。
キッチンから子どもが見えない→子どもはどこで遊ばせることが多い?→小さいので子ども部屋ではまだ遊ばないよね…→キッチン横に和室があると良いな。おまけにキッチンからリビングも見渡せたら最高だよね!!
といった具合に考えていきます。
このように、今暮らしで不便に感じていることを改善すると、最高の暮らしができますよね?
これが、自分たちが求める暮らしにつながっていきます。
ちょっとの憧れも大切!
「憧れだけで家づくりをしてはいけない。」とお話しましたが、じつはちょっとの憧れは大切。
毎日過ごすお家ですからね。
住んでいてウキウキしたり、心地よいと感じたり、気分が上がるお家にすることは大切です。
わたしが「危険だ!」とお話したのはモデルハウスやオシャレなお家を見て、ついつい「可愛い!!こんな家に住みたい!!」と何も考えずに飛びついてしまうこと。
今はいろんな情報が飛び交い「あれもいいな」「これもいいな」と迷ってしまいますが…
自分が本当に心地よいと感じるお家はどんな家か?どんな暮らしか?自分の軸で考えることが大切ってことなんです!!
例えば…
- 緑豊かな自然の中で暮らしたい
- 木の温もりが感じられるお家が良い
- コーヒーが好きなのでカフェ風のお家でおうちカフェを楽しみたい!
- 読書が好きなので壁全面の本棚に憧れる!
などです。
ただ、毎日生活する場所なので、その憧れは毎日の暮らしに取り入れてもいいものかをいざ住んでみた状態をイメージして考えることが大切です。
現実をちゃんと見て、暮らしに寄り添うカタチのちょっとした憧れも取り入れてみて下さい。
アイデアが思いつかない場合は?
そうはいっても「全然アイデアが思いつかないよ!」「求める暮らしって何?」という方もいると思います。
そんなときは、Instagramやピンタレスト 、ブログなどに今はたくさんのアイデアが掲載されています。
「あっ、これいいな」と思ったものはとりあえずチェックして保存!!
それを「自分たちのお家に取り入れてみたらどうだろう?」とイメージしてみて「やっぱりこれは違うな」と思うのか「ぜひ取り入れたい!」と思うのかです。
後悔ないお家づくりのためにも、たくさんの情報を得ることも大切です。
さまざまなパターンを知って、自分たちの求める暮らしを考えてみて下さい!!
ちなみに、当ブログも家づくりについてまとめていますので、良かったら参考にしてもらえると嬉しいです。
家づくりノートがおすすめ
さて、ここまで書いてきましたが「自分たちが求める暮らし」について、ノートに書き留めておく「家づくりノート」を一冊作ることをおすすめします。
キレイに書く必要はなく、思いついたことをどんどん殴り書きしていくので構いません。
思いついたら、とりあえず書く!!!
書いているうちに、本当はどんな暮らしがしたいのかが見えてきますよ。
また「これいいな」と思ったおうちの画像などをプリントして貼って、スクラップしておくと、打ち合わせの時に「こんな風にしたいんです」と担当者にしっかりと伝えることができます。
言葉だけだと、意外に伝わらないもので、出来上がってみると「こんなんじゃなかった」となりがちですからね。
間取り作成前に、わが家が提示した「暮らしに求める条件」とは?
さて、ここまでつらつらと書いてきましたが…
ここからは、わが家が間取りを考えるときに担当者に伝えた「暮らしに求める条件」をご紹介したいと思います。
大きなテーマは「家事がしやすく、子育てがしやすいおうち」
わが家は未就学児の小さな子どもがいる共働き家庭です。
よって、大きなテーマは「家事がしやすく、子育てがしやすいおうち」でした。
そこからさらに分解して大きなポイントは3つ!!!
- 家事動線をよくする
- 家族がいっしょに過ごせる空間を大切に
- 子どもの様子がわかる家
共働き家庭なので、できるだけ家事に時間をかけないためにも「家事動線をよくすること」は必須項目でした。
そして、事動線をよくするために平家暮らし一択でした!
また、田舎暮らしで子どもが高校生になると家を出る可能性が高かったため、子どもと一緒に過ごせる時間もあと10年ぐらいと思うと「家族がいつもいっしょに過ごせるようにしたい」
だからこそ「家族が過ごす空間づくりは大切にしたい」と考えました。
そして最後の1つは、以前住んでいたアパートがキッチンからリビングが見えない独立型のキッチンで子どもの様子が見えないことにストレスを感じたため、どこからでも「子どもの様子がわかる家にしたい」という思いがありました。
その点、子どもの声がどこからでも聞こえるというのは平家のメリットでもありました。
このように、大きなテーマからさらに3つのテーマを作ったかんじです。
大きなテーマから分解して条件を考えていく
そして、さらにそこから分解して条件を考えていきました。
①家事動線をよくするために
「家事動線をよくしたい」というテーマから分解して…
★玄関→パントリー→キッチンという動線をつくる(買い物してすぐにパントリーに収納できるように)
★洗濯→干す→畳む→片付けるを1つの部屋で完結させたい
★ランドリールーム →ファミリークローゼット→寝室という動線
★キッチン横にダイニングテーブル(食事を出したり片付けたりがしやすい)
★海外製の大型食洗機を設置したい
★玄関扉は引き戸にする(子どもを抱っこして、買い物袋を持ったまま玄関扉を開けるのは大変なため)
★玄関扉はキーレスにする(上記の理由と同じ)
②家族がいっしょに過ごす空間を大切にしたい
★広いリビング
★明るいリビング
★リビングに大きな窓
★リビングから庭の植栽が見られるように
③子どもの様子がわかる家
★平家暮らし
★子どもが小さいうちは和室で遊ばせることを想定して、キッチンで用事しながら子どもの様子が見られるように、キッチン横に和室を!
★子ども部屋は、リビングを必ず通るような間取り
④そのほか
★高齢になったときのことを考えて寝室近くにトイレを設置
★釣りが趣味の旦那のために外部収納をつくる
このように、はじめの段階では、上記の条件を担当者に提示して間取りを作成してもらいました。
また、間取りを作成している間にいろいろ希望が出てきて、ここの条件にプラスアルファされた部分も多くありました。
家に求める条件はとにかく好きなだけ書き出してみる!!
いろいろ希望を書いているうちにあれもこれもと出てくるため、とりあえず叶うかどうかは別として、希望を好きなだけノートなどに書いていくことをおすすめします。
全てを叶えることは難しいと思いますが、とにかく希望を伝えて「できるできない」の判断をしてもらう。
その上で、どの希望を優先したいかを絞っていくかんじです。
このように間取り作成は「自分たちがどんな暮らしをしたいのか」をとことん考える作業になります。
ここを怠ると後悔することになるので、ここは諦めずに取り組んでほしいですね。
わが家も頭がはげるぐらい悩んで、間取り修正は大きく4回(小さい変更も入れたら6回)でした。
このあたりの間取り作成過程についても、後日書きたいと思います!
みなさんにとって最高のマイホームができますように。参考になれば嬉しいです!!
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